私達の中には1頭の龍が眠っている。
ひとたびその龍が動き出せば、ただ見守るのみ。ただ身を任せるのみ。
宮部みゆきさんの「龍は眠る」やっと読了!今回は少しばかり時間がかかってしまいました。仕事が忙しくなってきたのもありますがこれまた長編でしたので数日掛けてようやく読了。
第一章”遭遇”からこの物語が始まります。主人公がある事件をきっかけに青年と出会い、ここから奇妙な体験をしていきます。小説の冒頭シーンはやはりいかに読者を引き付けるか、というのは重要だと思うんですが、この作品はまさにそれ。読みやすさも手伝ってどんどん引き込まれていきました。
ですが終盤、ちょっとこの部分何故こんなに引っ張るんだろう…と疑問に思った所もあったのですが、結果これが無かったら駄目だったんです!とガツンと突きつけられる事になります、、それもまた面白かったです。
エピローグっていいですよね。小説に限らずゲームでもエピローグがあると嬉しい。本編外で語られる人物たちの何気ない日常会話だとか急展開など。「え…これ…どういう終わり方!?どういう捉え方をしたら良いの!?」というのも好きですけれど。
さてさて、次は何を読もうかな。