近藤史恵さんの作品「ときどき旅に出るカフェ」読了。
何気なく本を久々に読もう!と仕事の合間を見つけて借りてきました。何を借りるとも決めずに何か料理にまつわるような内容の本を読みたいなと思って適当に検索をかけてみた結果…こちらの本を見つけました。
平凡なある女性が自宅の近くに小さなカフェがある事を知ります。そしていつの間にか足繫く通う程の彼女にとってはなくてはならない特別な場所になる。
内容は章ごとに様々なデザートが登場します。そのデザートを中心にこれまた様々な事件や問題が発生。主人公の女性、カフェの店主、その他様々な人間関係が絡まって絡まって…と、いうお話。
とても文章も読みやすくて1日で読み終えてしまいました!!推理小説やミステリーものも好きなんですがこういった日常のゆっくり流れていくような小説もいいもんですよね!…でも実際はドロドロしている生々しい部分もあったり?とても面白く読ませて頂きました。
出てくるデザートの気になること気になること(笑)聞いたことも食べたこともないデザート名が出てくるたびにその都度検索をしてしまった程。あぁ、こんなにも知らない世界のデザートや飲み物があるんだなぁ…と思いながら食べてみたい…という欲求に駆られながら読みふけりました。
ツップフクーヘン、ドボシュトルタ、セラドゥーラなどなど。。。
最終的にはやはりお腹すきましたね(笑)その他にスパイスカレー等も登場してきたり。
日常系の小説は親近感も湧き感情移入も出来るので推理系とは違ってゆったりと読めます。近藤史恵さんの他の作品も面白そうなものが沢山ありそうなので次回も読んでみよう…。
ネタばれは控えますが個人的ドキリポイント。
ドボシュトルタの保存期間の伏線とラスト1ページの驚き。
セラドゥーラは自分でもすぐに作れそうなのでまた作りましたら画像アップします。