海辺より。

日々の事を色々と綴ります

不思議な体験

今回はちょっと自身の不思議体験の事を書こうかと思います。

私が小学生の頃、母方の祖父母と一時期一緒に住んでいた事がありました。その家は貸家で2階建て。部屋数はそれなりにあり私の部屋もつくってもらえました。築年数まではわかりませんが古くも新しくもないごく一般的な木造の家。

大通りには面しておらず入り組んだ細道を入っていかないといけない場所。しかも住宅街の一番端に位置しており、日当たりはあまりよくありませんでした。おまけに室内の壁は暗めの茶色。洋室の絨毯の色は濃い青紫でしたので余計に室内が暗く感じるという…。

私、一番最初にこの家に入った時なんだか嫌な気分になったんですよね。視覚的にもどんよりしていたのもあったのかもしれませんが…じめっとした空気。なんかこう嫌な感じ。

だけど自分の部屋をもらえる!という喜びの方が最終的には勝ったという笑

で、予感は的中です。私、この家に住んでいる期間ほぼほぼ毎夜金縛りにあっていました。今でこそ金縛りなんて体験しなくなりましたが、この時は本当によくあっていた。
金縛り、よくよく調べてみると「体の疲労」で起こる現象と言われていたりしますが不自然なほどあったんですよ。(他の家に引っ越した後はほぼ金縛りはなくなりました)

で、決定的?な事。いつものように金縛りにあいまして、ふと天井を見ると姿は見えないんですがなんだかガヤガヤ数人が喋っているような(実際には何を言っているかわからない)凄く騒がしい音がしていました。でも不思議な事に恐怖心はなくて…いつの間にかその声に聞き入っていました。

そしたら突然部屋の扉が開いて祖母が真剣な表情で

「どうした!?何かあった!?」と。

私、何故かベッドから出て床に座り、天井を見上げながら大声で笑っていたらしいんです。笑

で、私も「なんかわからんけど面白いから~」と答えている自分がいて。(心の中では私、何を言っているんだと思いつつ)

不思議体験でしょう?何に対して面白かったのかさっぱり自分でもわからないんです。祖母はその光景にとても驚いたらしくあの時の祖母の心配そうな表情は今でも忘れられません。

結果、その後は特に何もなかったんですがその家に住んでいる期間身内に不幸事が重なっていたかもしれません。(その時はそれほど意識していなかったんですが後から考えれば…と)

その家ですか?私達が引っ越した後何度か借主がいたらしんですが、今はもう取り壊されていてアパートのようなものが建っています。今でもその周辺を車で走る事もたまにあったりするんですがチラッと無意識に見てしまいます。霊感があるというわけでもないんですが『何となく嫌な感じがする』、という程度は感じるのであながち無いとも言えないのかも…?